毎年11月を過ぎると、英米の辞書出版社などが「Word of the Year」を発表します。ちょうど日本の「流行語大賞」のようなもので、その年によく使われた言葉が選定されます。
英Cambridge Dictionaryの次には、11月26日に米Dictionary.comが「Word of the Year」を発表しました。
Dictionary.comが選んだ今年の言葉は「demure」
Dictionary.comが選んだ今年の言葉は「demure」です。
もともと「demure」は内気で控えめな性格を特徴とし、控えめであることを意味しますが、TikTokで職場でのメイクやファッションに関する動画を投稿するインフルエンサーであるジュールズ・レブロン氏が、「very demure, very mindful」というフレーズを用いた動画を投稿したことをきっかけに、SNS上で爆発的に広まりました。「とても控えめで、とても思慮深く」あることをユーモラスにアドバイスし、この用語を洗練された上品な外見や行動を含むように再定義しました。
- demure* (特に女性が)控えめな形容詞
次点以下には、CollinsもWord of the Year候補に選んだ「brainrot」、気候変動に伴う異常気象の増加に対する社会的関心の高まりを反映した「extreme weather」、アメリカ中西部に特有の礼儀正しく、親しみやすい態度を指す言葉「Midwest nice」、2024年に政治からソーシャルメディアまで、さまざまな分野で使用頻度が急増した「weird」が選ばれています。
- brainrot 脳腐れ質の低いオンラインコンテンツを過剰に消費することで、思考が鈍くなる状態
- brat (形容詞)自信に満ち、独立心があり、快楽主義的な姿勢の
- extreme weather 異常気象
- Midwest nice* アメリカ中西部に特有の礼儀正しく、親しみやすい態度
- weird* 奇妙な、風変わりな形容詞